カーボンニュートラルと人間のエゴ
2025/01/17
カーボンニュートラルで考えると、建物については建設コストが膨大であるため、
新築するよりも既存建物を改修補強・リニューアルして長寿命化をはかり、出来るだけ長く使用することを考えないと達成できない。しかしながら改修は新築と比べて生産効率が悪いため、材料が手に入るうちは改修は敬遠される。
国は、カーボンニュートラルを唄いながら利権者への還元を推し進める算段であり、真面目に達成しようとは考えていないと思う。
電気は、原発と太陽光パネルを推奨する。
ランニングコスト比較のみでメリットを訴え、施設設置、核ゴミ処分、運用後の施設解体にかかる莫大な費用は試算に含まない。これらを含めるとコストメリットがないことが分かっているからだ。
ガスは、将来合成メタンが出来るかどうかだが、既存ガス利権に影響するため時間がかかると思われる。また実現できたとしても利権者との折り合いをつけ、価格に反映されるだろう。
結果、人間のエゴ利権によって目標を達成することは出来ない。
本当に達成を目指す気があるなら方法はある。
ただ人間がそれを選択しないだけだ。
一つには、緑化の推進。日本は南米の木材産地から木材を大量に輸入しており、原生林を破壊させる原因となっていることを市民レベルで知らなければならない。となると、最近の建築の木造化についての産地を国産に限定するなど一考する必要がある。
また並行して空き地があれば植林や伐採規制、放置再生区域の設定等により緑地を増やすことを推し進める必要がある。
もう一つは、電気や車を使わない選択をする事だ。
ただしこれは現在の経済社会の破綻を招くため、現代人自身が選択することは出来ないだろう。
よってだらだらと地球規模の異変を待つこととなり、近い将来、強制的にリセットされるだろう。
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